2012年1月13日金曜日

FreeBSD 9.0 リリース

12月9日に最終テスト版と思わしきRC3が出てから一ヶ月以上が経ち
ようやくFreeBSD 9.0が出ました
アナウンスによる変更点は

  • 新しいインストーラ「bsdinstaller」の採用
  • 高速ファイルシステムの搭載、UFS+SoftUpdatesにジャーナリング機能が突きました
  • ZFSのバージョンが28になりました
  • ATA/SATAのAHCIを強化しCAMへ統合
  • 高可用ストレージHASTフレームワーク
  • カーネルレベルでCapsicumというセキュリティモードをサポート(実験的要素)
  • ユーザーレベルでのDTrace(Sunの産物)
  • TCP/IPの新しいスタックモデルをサポート、輻輳とかのコントロールが容易に
  • NFSv4が実装されました
  • 新しい高パフォーマンスSSH(HPN-SSH)
  • 組み込み用途向けに動くようにFDT(Flattened Device Tree)を構成
  • PowerPCアーキテクチャとしてSony PS3をサポート(なんか凄いw)
  • llvm-clangを標準で装備
  • GNOMEが2.32.1へ、KDEが4.7.3になったよ

一杯、魅力的な変更点があるわけですがサーバ用途では
CapsicumとUFS+SoftUpdate+ジャーナリングorZFS、CAM強化
TCP/IPの進化とHPN-SSHが一番使えそうな感じ
その他で、個人的にはFreeBSDのソースがclangでコンパイル出来るようになった
という点が大きいかも
ソースに含まれるGCCのバージョンはGCCがライセンスをGPLv2にした最後のバージョン
GCC 4.2.1です(GCCの最新版はportsから幾らでもGET可能だが、ソースはサポートしない)

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